小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第4話 アピールしないと、盗られちゃうよ?

「……教えてって」  チェックのロングコートと白のセーターでもこもこしている灰野にジト目を向ける。 「まず灰野がここに来た理由を教えてほしいんだけど?」 「お客さんに対してその態度は失礼じゃないかなー?」 「教えていただ・・・

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第3話

 その日の分室は、ひと先早い梅雨明けを迎え、爽やかな風が吹き込んでいた。 「おはよう、瑠香くん、恋理くん」 「うっ」  キラキラと夏の朝日にも負けない笑顔が眩しすぎる。  高校に入ってから友達付き合いが減り、陰いんに寄っ・・・

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第3話 位置情報アプリをさっそく活用してバイト先に顔を出す彼女

「ぐえー」  首がぎゅぅっと絞まる。  人の首を締めた張本人灰野は満足気で、スマホでカシャカシャし始めるし。やめれ。  絞まる首輪……もといチョーカーに指を差し込んで緩めて、コーヒーをずずっと飲んでちょっとえっちな生徒会・・・

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第2話

 なにかの聞き間違いでもなんでもなかったようで、相談者――皇水陰すめらぎみかげ先輩は、その透き通るような肌を羞恥で色づかせながら詳しいことを教えてくれる。 「ボクには幼馴染がいてね。家が隣で、親同士も仲がよかったんだ。幼・・・

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第2話 位置情報アプリはふつーだから

 結婚。  結婚……結婚かぁ。  私も女の子なので、そういう想像はする。慎ましい暮らしでもいい。好きな人と一緒になって、子どもが生まれて……そんな普遍的な人生の幸福。  これまでは曖昧で、夢を見ているように朧げ。曇りガラ・・・

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第1話

『運命系の子は、結構重いから注意が必要だね。おもーいヤンデレタイプ!』  寮の自室で、ベッドに転がりながら恋愛能力系Vtuberの動画をぼーっと観ていた。  兄たちは昨日のうちに帰って今日は暇だったのだが、肉体ではなく心・・・

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第10話

 願いだったその言葉は、いまでは傷口に塩を塗る込むようにしみる。  どれだけ努力しても、得られたのは“いい人”という評価だけ。仲のいい異性はいても、それ以上にはなれなかった。  カランッ、とグラスの中で氷が動いた。 「俺・・・

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第1話 結婚したら“灰野”とは呼べなくなる

 彼女と喧嘩した。  ……というと、やや語弊はあるけど。  頬を膨らませて、通話を切られて。  どちらかといえば拗ねているんだろう。 「と、いってもこればっかりはな」  テレビでは朝の占いがやっている。  そろそろ出ない・・・

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