小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第1話 クリスマスの朝は彼氏の家から

 化粧をする。  鏡の前での行為に慣れたのはいつからだったろうか。そもそも、化粧をするようになったきっかけはなんだったか。  思い出すと、周囲に合わせた結果だったと思う。  小学校の頃。  一緒にやろうよーって誘われて。・・・

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第5話 婚姻届は冗談だったんだけど、書いてくれるならありがたく頂戴します

 ――お疲れ様でした。  バイトの最終日。全日合わせて10日もないとはいえ、仕事したなー、という気分になっていた。 「給料はまだ」  上がって、スーパー内のドーナツ屋でコーヒーを飲む。  クリスマスまでには振り込まれると・・・

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第4話 痕はつけて、つけられたい

 はー、と上を向いて息を吐く。  蒸気のように白い煙が上り、赤みがかった空に消えていった。 「……さむ」  ベンチとの間に制服を挟んでも冷たい。  今日は一日中快晴らしいけど、陽が出ていようと寒いものは寒い。できれば、公・・・

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第3話 演技してない委員長カップルが羨ましい

「うわっ」  洗面所の鏡を前にして、思わず声が出た。  首筋に赤い痕が残っている。こすっても当然取れなくて、どうするこれ。 「上まで閉めれば見えない……か?」  冬服だし。  たぶん、きっと平気だろう。   ◆ ◆ ◆ ・・・

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第2話 いまから24時間耐久でセッ◯スしてそんな女忘れさせる

 なにをどうしたら駆け落ちという話になるのか。  そもそも、ネカフェで勉強している理由すら見いだせない。 「つまり、俺は灰野がよくわからない」 「彼女なのに?」 「でも」 「ぴえん」  いまでもぴえんって使ってるんだな。・・・

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エピローグ

 あれは告白だったのだろうか。  そんな疑問が泡のように浮かんでは、ぱちんっと弾けて消える。  もし恋をするなら――。  そこに秘められた想いは好意の現れのようで、その実“もし”という仮定がついていて俺の思考を妨げる。こ・・・

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第4話

 約束をしていたけど、正確な時間まではわからなかった。  だから、水無月が玄関から出てきて内心、ようやくかと肩の力が抜けた。どれだけ待ちわびていようとも、夏の日差しは容赦なく降り注ぎ、俺の決意を端からじりじりと削っていた・・・

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第3話

 なにもかもにやる気がしなかった。  退学すると一方的に伝えてからどれだけ経っただろうか。梅雨明けをしたのは知っているけど、日付の感覚がなかった。いまは何日で、何曜日なのか。なにもわからない。  寮から実家に移ったけど、・・・

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