小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第2話 酔っ払い伯爵令嬢

「えへぇ」  緩い笑いだ。  グラスの中身は既に水たまりのように浅く、半分以上も残っている僕のと比べるとその早さがわかる。 「あの……席、戻りませんか?」 「せんせぃはー、わたしの隣……いや?」  悲しそう……ということ・・・

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第1話 教え子の令嬢とお酒を飲む

「せっかく、先生の家に上がれると思ったのに」  土と砂利の混じった村の道。  その上を歩いていると、アニス様が頬を膨らませて抗議してきた。当然、そのつもりで来たんだろうとは僕も思っていたけど、だからといって安易に女性を上・・・

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第3話 婚約者がいても先生が好き

「え? 知ってるよ」  きょとん、とアニス様にかわいい顔をされてしまう。  なにを当たり前なことを言っているんだろう――そんな顔をしていて、訊いた僕の方が変なことを訊いたみたいで、『あ、そうなんですね』と引き下がりそうに・・・

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第3話 寂しい思い出の場所を幸せに

「残さ……ないと?」  煌めく琥珀の瞳が零れ落ちそうなほど、大きく目を見開いている。  俺がなにを言ったのか、それが理解できないとばかりに同じ言葉を繰り返していた。  雫後輩が冷静になるのを待っていると、俺に向けて微かに・・・

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第2話 お隣さんの帰省と祖母への挨拶

 失敗の経験は数え切れないほどある。  これからもきっと増えていくし、いくつかは忘れられない記憶として傷跡のように残っていく。  けど、今回の失敗はこれまでで1番で、まだ記憶にもなっていないのに大きな傷跡を残すのがわかっ・・・

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第1話 後輩の田舎でも彼女と思われる

「着いた……のか?」  駅員すらいない寂れた駅の前で、色のくすんだボストンバッグを地面に下ろす。中学校の修学旅行以来使っておらず、消臭剤を使っても取れなかった、しまい込んだときの匂いがまだ残っている。  小さな待合室のよ・・・

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第3話 デートの行き先は決めてなかった

「デート」  あれだけ俺が躊躇ためらった単語を雫後輩はこともなげに言ってしまう。  いいけど、いいけどさ。  ため息のような『はぁ?』に続いたのが『デート』という単語。誘った側の俺はどうすればいいのか。待つのか? 待ちの・・・

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第2話 デートに誘う勇気は取っておいた

 「お疲れ様でしたー」  挨拶をして店を出ると、雨の残りが漂っているように湿った空気が頬に触れた。見上げた夜空は真っ暗で、重たい雲が一面に広がっていた。  帰り道を照らす月も星もなく、駅へ向かう人たちとは反対方向に1人帰・・・

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