小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第5話 首筋の赤い痕は唇か

 ご褒美?  微笑む灰野に疑問が挟まったが、荷物持ちのか、とすぐに察した。 「ご褒美が……添い寝?」 「嬉しいでしょ」  確信的で、こちょこちょと顎下を撫でられる。 「嬉しくはない」 「あんだと?」  むっとされた。  ・・・

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第4話 ネットカフェでご褒美は添い寝

「灰野さん着物!? すっごい似合う~!」 「ありがとう、御田さんもかわいい私服だね」 「あ、わかるー? お気に入りで――」  試着室のカーテン1枚隔てて、なんかキャッキャしてる。  バレたら面倒だな。そんな気持ちもあるが・・・

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第3話 日傘を買いに行って、ショッピングモールで着物を着る

 待ち合わせはネカフェの前。  お互いわかりやすいよなということでそうなった。でも、ちょっと失敗だったと思っている。 「……汗が、止まらん」  直射日光、ビルの照り返し、地面から立ち上る熱気。全部が暑い。  待たせるのも・・・

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第2話 女の子は嘘つきだ

「出かけるの?」  ネカフェに行こうと玄関に手をかけたところで、母に声をかけられた。  リビングで話し声が聞こえていた。通話をしてると思ってたのに。辟易する気持ちを強く抑え込んで、笑顔を作ってから振り返る。 「うん、図書・・・

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第1話 クラスの女子にぺたぺたお腹を触れる男子の気持ちを求めよ

 ずるずるとひやむぎを食べる。  風鈴がちりんと涼やかに響いて、夏だなー。 「……明日はアレンジしよ」  夏休みが始まってから1週間。母の貰い物で溜まったひやむぎやそうめんを毎日昼に消費しているけど、量が量だけにひとりで・・・

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第5話 匂わせマーキング

 期末試験が終わると、あとは惰性のようなものだ。  夏休みもサボらないようにと、ありがたいお言葉と共にプレゼント宿題を貰って、帰る頃にはやたら鞄が重く感じていた。  もう少しで夏休みか。  梅雨明けは宣言こそされていない・・・

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第4話 彼女の首筋に鼻先を押しつける

 灰野の私服は初めて見る。  土日なんだから当然なんだけど、制服姿以外を目にしたことがなかったから新鮮だ。肩が見えるオフショルダーで、夏らしい装いのブラウス。清楚とセクシーが行ったり来たりしている。 「……連絡しただけ」・・・

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第3話 ネカフェに行くと連絡しただけで、会いたくなったとは言ってない

 遅めの起床。 「朝食は……シリアルでいいか」  もう9時だったけど、今日は学校が休み。テスト期間中だけど、焦って詰め込むということをするつもりもないので、どうにも気が抜けている。  湿気の籠る廊下を抜けて、リビングに辿・・・

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第2話 他人からの仲いい評価は嬉しかったりする

 久方ぶりに見る太陽の日差しが降り注ぐ中、教室は放課後とは思えない賑わいを見せていた。 「勉強会ねー」  懐疑的だ。  それぞれのグループで固まって教科書とノートこそ広げているが、ちゃんと勉強に集中できているのはどれだけ・・・

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