小説一覧カテゴリー: ラブコメ

no image
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0

第3話 殿下からお祭り参加の依頼

 どうやったらこんなに図太い神経を育めるんだろう。  数千年生きた大樹のような……というと、誇張しすぎで、厳かにすぎる。だけど、適切な比喩も見つからず、言葉の難しさばかりを学習してしまう。 「なぜ、ユーリアナ嬢が断る?」・・・

remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0
no image
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0

第2話 鉱輝祭に参加したくない(希望)

 常識知らずな目をされたところで、知らないものを引っ張り出すことはできない。悩んだフリをして「あー」と声を出してみても、頭の中は空白で埋まっている。  はぁ、というユーリのため息が辛い。 「鉱輝祭こうきさいというのは、学・・・

remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0
no image
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0

第1話 公爵令嬢、“初めて”の手料理

 ついに処刑かー。  気分は死刑執行前の罪人だった。もはや達観してしまっている。  再び訪れたユーリの部屋。以前は女子寮というのも相まって10代の男らしくそわそわしていたが、今回は別種のドキドキで心臓が痛い。病気かもしれ・・・

remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0
no image
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0

第4話 機嫌の悪い彼女のご機嫌取り

 昼休み。  一緒に昼食にしようと、教室に乗り込んできたユーリに誘われて廊下を歩いていたのだが、隣の彼女から感じる気配がやけに刺々しく感じた。 「なにか機嫌悪い?」 「そのようなことはありませんよ? ええ、旦那様の勘違い・・・

remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0
no image
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0

第3話 side.ユーリアナ ひよったその理由

 己の不甲斐なさに泣くということが、私の人生で起こるとは思わなかった。  膝の中は暗闇で、いまばかりはこの暗さが心を落ち着ける。 「……返事を聞くのが」  こんなにも怖いとは思わなかった。  告白の返事を保留にした理由に・・・

remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0
no image
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0

第2話 自覚のなかった彼女への好意

 嫉妬という自覚はなかった。  息苦しくなって、胸の中に重さを感じた。  体調が悪いだけだろうと思い、でも実際には違って。  その認識のズレが俺に感情を優先させるところだった。 「……王子に嫉妬って、不敬すぎる」  ユー・・・

remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0
no image
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0

第1話 告白の返事は

 静謐が部屋に満ちていた。  暖炉の木が燃える音だけが、パチリパチリと弾けている。 「告白の返事は……いらない?」 「そうだね」  カップから手を放して、ユーリは膝の上で手を重ねる。 「え、いらないとかある?」  なら、・・・

remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 favorite_border0