小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第2話 薔薇の迷宮の追いかけっこ

「そうか」  ユーリが興味のなさそうに呟き、カップに伸ばしていた手を止める。  不機嫌だった表情は鳴りを潜め、内心を伺わせない涼やかな顔に変わる。 「リオネル殿下との話なんだが――」 「大方、私にリオネル殿下と婚約するよ・・・

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第1話 リオネル殿下との会談、迫られる選択

 どうすればいいんだ、これ。  まるで国家機密を見てしまった気分だった。  機密というには間抜けな光景だけど、『見てはいけなかった感』は十分すぎる。  困惑して、迷っている間にリオネル殿下が四つん這いのまま振り返ってしま・・・

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第3話 もっとも王位に近い王族

 詐欺だ。  契約違反だ。  説明責任を求める。  偽装婚約を持ちかけてきたユーリに詰め寄りたいが、リオネル殿下の前でそんな不敬な真似をするわけにはいかない。  というか、王族の前で話す勇気なんてなかった。  だって俺は・・・

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第2話 断れない求婚相手

 社交界の会場である大広間に入った途端、会場中の視線が集まるのを感じた。  うわぁ。  嫉妬と好奇の視線にさっそくげっそりする。  少しでも注目されないようにユーリから離れたいけど、腕を抱きしめられていて逃げられない。 ・・・

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第1話 社交界前の控室で着飾った妻を褒めるのは難しい

 毎月、学園主催で社交界が行われる。  学生同士の交流を大切にする……なんて大義名分こそ語っているが、言葉を飾らないなら婚活パーティだ。  社交界が近づくにつれて、学園中の生徒がドレスの準備やダンスレッスンで浮足立つ。 ・・・

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第3話 恋人ごっこは存外楽しい

 こうして、『旦那様溺愛大作戦』は場所、時間問わず決行されて、公爵令嬢のスキャンダルは学園中に広めていった。  ついでに、俺の精神もゴリゴリと削られ、放課後の庭園で息絶えているのがここ数日のルーチンとなっている。 「随分・・・

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第2話 公爵令嬢とのラブラブっぷりを見せつける!

『私たちのラブラブっぷりを皆に見せつけてあげよう!』  というのが、今回の『旦那様溺愛大作戦』のコンセプトだった。  作戦名も、コンセプトも、聞いただけで頭が痛くなる。  痛すぎて目も当てられないという意味では大成功間違・・・

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第1話 旦那様溺愛大作戦かダーリンラブラブちゅっちゅミッションか

「ふふっ、面白いことになったね」 「笑い事じゃないぞ!?」  絡まれた、とユーリに報告すると、鈴を転がすような声で笑われてしまった。  薔薇の庭園で紅茶を嗜む姿と合わせると、あまりにも優雅で可憐だ。  それだけで高ぶって・・・

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