小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第1話

 酔い潰れた後悔は、まだしこりのように残っている。  その後悔をただ駄目だったと否定しきれないのは、それがきっかけになってバーのお姉さんとの距離が縮んだような気がしているからだ。  勘違いかもしれない。  ただの思い上が・・・

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第4話

 ぼーっと見つめていると、「まだ酔いが覚めないのかな?」と心配そうにされて、ハッと我に返った。  まさか、見惚れていたなんて言えない。 「いえ、その……仕事と雰囲気が違うのに、ちょっと、驚いて」  本音半分、言い訳半分。・・・

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第2話

 1月も終わりに差し掛かろうとしていた頃、そろそろヤバいなと家庭教師のバイト先に連絡を入れた。 「シフト、増やせませんか?」  その日は日曜日で、雲一つない冬らしい高い青空だったが、俺の心……というか懐は寂しくなっていた・・・

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第3話

 バーに通うようになってから、そろそろ2桁に達していると思う。  お酒はそんなにじゃないのによく通うと自分でも思うが、通っている理由をちゃんと考えると寝込むしかなくなるので、そうした思考は外に追いやる。  思考停止も、現・・・

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第1話

 休みのあとの大学は億劫だ。  それも、年明けとなればなおさらだ。実際、大学の授業が終わった講義室は、やっと解放されたとああちこちから気の緩んだ声が聞こえてくる。 「……よし」  ようやく、という解放感は一緒でも、気持ち・・・

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第3話

 ――いらっしゃいませ。  来店を告げるベルとともに俺を出迎えたのは、縦に長いやや手狭なバーだった。  薄暗い照明はバーらしい大人の雰囲気を演出している。  10席もないカウンターには椅子がひっくり返って乗っていて、とて・・・

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第2話

 春直白はるなおしろ。  大学2年生。20歳。クリスマスなのに恋人は……なし。 「……はぁ」  自分の寂しいプロフィールを思い返して、口から白いため息がこぼれた。  世間は街路樹の明かりに集って浮足立っているというのに、・・・

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第1話

 ――この朝は、俺の人生において最高で、最低な日になった。  ホテルで迎えた朝。  ベッドで起きた俺は、上半身裸でなにも着ていなかった。そのことを不思議に思い、周囲を見渡す。普通のホテルというには、やたらとベッドは大きく・・・

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