小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第3話 金脈の調査費用、その出所

 母さんにしこたま絞られたあと、執務室のソファーでぐったり倒れる。  執務机に座っている母さんは、そんなだらしない態度の俺に呆れた目を向けてくるが、お説教のあとだからか小言は飛んでこなかった。 「サーカスの猿の曲芸みたい・・・

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第2話 逃げる妹兎が捕まらない

「ルル」 「兄さんごめんなさいお花を摘みに行ってきます!」  広すぎて手入れの行き届いていない庭園で、洗濯を干していたルルに声をかけたら、警戒心の強い猫のように逃げていってしまった。 「……これで3回目」  朝食に、昼食・・・

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第1話 妹をかわいいと言う。公爵令嬢が不貞腐れる。

 ルルがユーリの前に姿を見せたのは朝食の席、一晩明けてからだった。 「失礼な態度を取って申し訳ありませんでした」  素直に謝るというには表情が硬い。  一晩明けてもまだ引きずっているのは見て取れるが、それでも謝れるくらい・・・

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第3話 偽装婚約者と妹は相性が悪い

「で、どういうことですか、兄さん?」  眦まなじりを釣り上げて、じろっと俺と同じ琥珀の瞳でルルが睨みつけてくる。  突き刺さるくらい視線が鋭い。  頬に冷や汗が伝う。  客室に移動したのはいいものの、鳥ではないルルは都合・・・

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第2話 妹に偽装婚約者を紹介したら、機嫌が急転直下

 本当にユーリを連れてって大丈夫なのか?  旅路の間、そんな不安を覚えたのは1度や2度ではないが、本人は『旦那様のお嫁さんを信じたまえ』の一点張り。  そういうところが信用ならないんだよ。  そんな、快適ながらも騒がしい・・・

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第1話 実家への帰路、馬車の中

 否応なく乗る羽目になった馬車は、思った以上に快適だった。  ふかふかのクッションに広々とした車内。  白の塗装に金の装飾という人目を惹く外観は、小市民な俺には居心地の悪さを感じさせたが、それがどうでもよくなるくらいには・・・

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第3話 偽装婚約者と伴った実家への帰省

「――旦那様?」 「うわっ!?」  気づけば、ユーリの顔が間近にあって驚く。  蒼玉のような丸い瞳が視界一杯でキラキラ輝き、彼女の呼吸で俺の唇が湿りそうな距離。  思わず椅子ごとのけぞる。  叩きつけるような雨の音を跳ね・・・

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