小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第3話 side.ユーリアナ 公爵令嬢、月下の真実

 旦那様は焦っているけど、私からすれば求婚の牽制当初の目的は果たしたのだから思惑通りと言ってもよかった。  ……少しばかり想定外なことも起こっているけれど。 「誰かに見られたらどうなるか……」 「ふふっ、その方が好都合だ・・・

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第2話 ベッドで眠る君の頬に初めて触れる

 思考が固まる。  時間が止まったように、世界が動かなくなる。  ……あれ、今なにを言われて―― 「ぼーっとしてないで、来なよ」 「あ」  気づけば、腕を取られて引っ張られた。  そのまま逆らえず、ベッドに引きずり込まれ・・・

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第1話 男子寮の自室で、公爵令嬢がベッドに誘う

 男子寮というが、その実態はアパートメントに近い。  ラウンジや食堂はあるが利用するかは自由。  生活するだけなら与えられた部屋だけで完結できる。  ただまぁ、貴族の子息が1人暮らしできるほど生活力に長けているなんて稀で・・・

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第3話 超えてはいけない境界線

「来ちゃった♪」  男子寮の前で待ち構えていたユーリの上機嫌なあいさつ(?)に、思わず空を仰いだ。  授業のない休日。  せっかくだからと散歩でもしようと外に出たのが間違いだったのか。  太陽は厚い雲に隠れて、俺の疑問に・・・

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第2話 婚約破棄を提案したら、脛を蹴られた

 教室から逃げてきた先の庭園で、さらなる難題に突き当たるとは思っていなかった。  求婚されている理由を俺が尋ねたら、心底嫌そうにユーリは顔を歪める。  子どもが嫌いな野菜を食べさせられたようにむすっとして、「公爵令嬢がそ・・・

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第1話 キスを迫った理由

「旦那様……」  瞳を揺らしながら、ユーリがそっと顔を近づけてくる。  薄い唇がやけに目を惹く。  逃げようにも、彼女の手に両頬が挟まれていては、正面以外向きようもない。  教室の至るところから息を呑む音が聞こえる。  ・・・

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第3話 キスをしよう

「……やけに楽しそうだな」 「んー? そう見えるかい?」  返答の代わりに、暖かい手元を見る。  いつもは腕を組んで『私の旦那様』と周囲に宣言するのに、今日は手を繋いでいるだけ。  その繋いだ手をユーリは子どものように前・・・

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