小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第2話 婚約破棄を提案したら、脛を蹴られた

 教室から逃げてきた先の庭園で、さらなる難題に突き当たるとは思っていなかった。  求婚されている理由を俺が尋ねたら、心底嫌そうにユーリは顔を歪める。  子どもが嫌いな野菜を食べさせられたようにむすっとして、「公爵令嬢がそ・・・

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第1話 キスを迫った理由

「旦那様……」  瞳を揺らしながら、ユーリがそっと顔を近づけてくる。  薄い唇がやけに目を惹く。  逃げようにも、彼女の手に両頬が挟まれていては、正面以外向きようもない。  教室の至るところから息を呑む音が聞こえる。  ・・・

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第3話 キスをしよう

「……やけに楽しそうだな」 「んー? そう見えるかい?」  返答の代わりに、暖かい手元を見る。  いつもは腕を組んで『私の旦那様』と周囲に宣言するのに、今日は手を繋いでいるだけ。  その繋いだ手をユーリは子どものように前・・・

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第2話 薔薇の迷宮の追いかけっこ

「そうか」  ユーリが興味のなさそうに呟き、カップに伸ばしていた手を止める。  不機嫌だった表情は鳴りを潜め、内心を伺わせない涼やかな顔に変わる。 「リオネル殿下との話なんだが――」 「大方、私にリオネル殿下と婚約するよ・・・

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第1話 リオネル殿下との会談、迫られる選択

 どうすればいいんだ、これ。  まるで国家機密を見てしまった気分だった。  機密というには間抜けな光景だけど、『見てはいけなかった感』は十分すぎる。  困惑して、迷っている間にリオネル殿下が四つん這いのまま振り返ってしま・・・

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第3話 もっとも王位に近い王族

 詐欺だ。  契約違反だ。  説明責任を求める。  偽装婚約を持ちかけてきたユーリに詰め寄りたいが、リオネル殿下の前でそんな不敬な真似をするわけにはいかない。  というか、王族の前で話す勇気なんてなかった。  だって俺は・・・

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第2話 断れない求婚相手

 社交界の会場である大広間に入った途端、会場中の視線が集まるのを感じた。  うわぁ。  嫉妬と好奇の視線にさっそくげっそりする。  少しでも注目されないようにユーリから離れたいけど、腕を抱きしめられていて逃げられない。 ・・・

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第1話 社交界前の控室で着飾った妻を褒めるのは難しい

 毎月、学園主催で社交界が行われる。  学生同士の交流を大切にする……なんて大義名分こそ語っているが、言葉を飾らないなら婚活パーティだ。  社交界が近づくにつれて、学園中の生徒がドレスの準備やダンスレッスンで浮足立つ。 ・・・

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