小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第3話 幸せな負け方

「ユーリアナが、国を救う?」 『なにを言っているの?』と、後ろの手が強く握られている最中、アルローズ公爵は訝しむようにこめかみをぴくりと動かした。  突飛な発言だ。  そういう反応になるのは当然だが、とりあえず言っておけ・・・

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第2話 公正公平な国の守護者と交渉す

 大広間は誰かの唾を飲む音が聞こえるくらい静まり返っていた。  耳鳴りが酷い。  その最中、向き合うアルローズ公爵は氷のような瞳を俺に向けていた。 「リュウール子爵家のクルールと申します。お初にお目にかかります。アルロー・・・

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第1話 アルローズ公爵

 アルローズ公爵家と言えば、王国の中でも有数の名家で、王国設立に携わった一族とされている。  現当主は貴族を絵に描いたような人物で、公正公平を旨としているという。  娘のユーリ同様、社交の場にはあまり顔を出さないという話・・・

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第3話 石炭が好き

 食堂で振る舞われている料理は、多種多様だった。  酒はもちろん、肉に魚、山の幸と使われている食材も豊富で、なによりリンゴを使ったパイは絶品だ。 「甘い、とろとろ、濃厚」 「幼児退行しているよ、旦那様」  ユーリに呆れら・・・

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第2話 鉱輝祭の開催

 鉱輝祭は殊の外順調だった。  多くの人が足を運ぶとは言っても、俺が考えていたような市井の祭りとは比べるべくもなかった。  厳かで、上品。  すれ違うことすら難しいほどぎゅうぎゅう詰めになることはなく、学園の展示室を思わ・・・

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第1話 友人のように呼ばれたい王子様

 翌日、陽がようやく上ってきた頃、学園の大広間ではリオネル殿下が最後の調整とばかりに忙しそうに立ち回っていた。  俺とユーリも、母さんから送ってもらった金鉱石や、金細工の数々を並べる必要があったので早入りしたが、忙しい王・・・

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第3話 今晩は一緒にいたいと誘ったら

 その日の晩は、いやに体調が悪かった。  特にお腹の辺りが痛く、離れの小屋にあるソファーに寝転がったまま動けずにいるほどだ。 「別に失敗してもいいだろう。リオネル殿下が依頼したのだから、なにかあれば殿下が悪い。責任は上が・・・

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