小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第2話 鉱輝祭に参加したくない(希望)

 常識知らずな目をされたところで、知らないものを引っ張り出すことはできない。悩んだフリをして「あー」と声を出してみても、頭の中は空白で埋まっている。  はぁ、というユーリのため息が辛い。 「鉱輝祭こうきさいというのは、学・・・

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第1話 公爵令嬢、“初めて”の手料理

 ついに処刑かー。  気分は死刑執行前の罪人だった。もはや達観してしまっている。  再び訪れたユーリの部屋。以前は女子寮というのも相まって10代の男らしくそわそわしていたが、今回は別種のドキドキで心臓が痛い。病気かもしれ・・・

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第4話 機嫌の悪い彼女のご機嫌取り

 昼休み。  一緒に昼食にしようと、教室に乗り込んできたユーリに誘われて廊下を歩いていたのだが、隣の彼女から感じる気配がやけに刺々しく感じた。 「なにか機嫌悪い?」 「そのようなことはありませんよ? ええ、旦那様の勘違い・・・

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第3話 side.ユーリアナ ひよったその理由

 己の不甲斐なさに泣くということが、私の人生で起こるとは思わなかった。  膝の中は暗闇で、いまばかりはこの暗さが心を落ち着ける。 「……返事を聞くのが」  こんなにも怖いとは思わなかった。  告白の返事を保留にした理由に・・・

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第2話 自覚のなかった彼女への好意

 嫉妬という自覚はなかった。  息苦しくなって、胸の中に重さを感じた。  体調が悪いだけだろうと思い、でも実際には違って。  その認識のズレが俺に感情を優先させるところだった。 「……王子に嫉妬って、不敬すぎる」  ユー・・・

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第1話 告白の返事は

 静謐が部屋に満ちていた。  暖炉の木が燃える音だけが、パチリパチリと弾けている。 「告白の返事は……いらない?」 「そうだね」  カップから手を放して、ユーリは膝の上で手を重ねる。 「え、いらないとかある?」  なら、・・・

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第3話 雪の中で窺う高位貴族との接し方

 体の芯から震えるというのは、こういうことかもしれない。  作ったかまくらの中でガタガタブルブル。かじかむ手は感覚がなく、アルコール依存のようにただ手が小刻みに震えていた。 「寒いのかい?」 「……むしろ、なんで寒くない・・・

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第2話 公爵令嬢は喜び猫と駆け回る

 雪を好きか嫌いかで答えたら、いまは嫌いという。  子どものときは雪が降ってきただけで喜んだものだし、積もれば妹や歳の近い子たちと一緒になって雪玉を投げ合い、ソリ遊びをして遊んだものだ。  よくわからない彫像を作って、な・・・

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