小説一覧カテゴリー: ラブコメ

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第1話 公爵令嬢、幼子になる

「はーん? なるほどなるほど?」  背筋を伝う汗を意識しつつ、ざっくり状況を説明するとユーリは楽しそうに口の端はを吊り上げた。その視線は俺からオプシディアンに移る。  途端、怯えるように彼女の肩が跳ねた。  それを面白が・・・

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第3話 第二王子の好きな人

「知り合いか?」 「そういうわけでも……ないような、あるような」  まぁ、知っている。  というか、そこまで複雑な関係でもないので、リオネル殿下に端的に答える。 「クラスメイトですよ」 「……ただの?」 「ただのクラスメ・・・

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第2話 猫に群がられる令嬢

 寒空の下、わけもわからないまま追い出されてしまった。  しゃり、と足の裏で雪が潰れる。  手を広げれば手のひらに雪の粒が乗っては溶けていく。 「外套着ててよかった」  と、自分を慰めるのが精一杯だった。  入寮して以来・・・

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第1話 雪降る中、寮母さんに寮から追い出される

 雪の日に、王位に最も近いと謳われている王子が雪に突っ込んでいる。  目の前で起こった現実を口にしても、『なに言ってるんだこいつ?』と蔑むような目を向けられ、誰も信じてくれないだろう。  俺の頭がおかしいと思われるだけだ・・・

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第3話 新しい2人の場所探し

「しょうがないだろ」 「つーん」  声を出して、ユーリがぷいっとそっぽを向く。  感情を全面に出した態度に、理屈じゃ説得されないぞという意思を感じる。こうやってわがままを通してきたのかもと思うと微笑ましいが、実際にやられ・・・

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第2話 公爵令嬢の部屋で、2人きり

「おや? もう来たのかい?」  女子寮のユーリの部屋に入った途端、出迎えたのはそんな言葉だった。 「……ユーリが呼んだんだろ」 「いや、授業中だし、放課後に来ると思っていたからね」 「行けるか、そんな人の多い時間帯に」 ・・・

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第1話 初雪と、公爵令嬢のくしゃみと

 へぶしっ。  と、ムズムズする鼻からくしゃみが出た。 「さむ」  鼻を擦こすり、薔薇の庭園から空を仰ぐ。  薄く、白い雲が波打つように広がっていた。昼間の太陽を遮った雲は、どこか重さを感じさせ、いまにもそのまま降ってき・・・

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